英Travel Weeklyによると、英国旅行業協会(ABTA)のCEOは業界イベントのパネルディスカッションに登壇で「世界各国でのナショナリズムの高まりはツーリズムにとって敵である」とし旅行観光産業による対応の強化を訴えた。

ウクライナ戦争などを踏まえた発言で、国ごとにナショナリズムが高まっていくことでさらに国家同士が対立し、旅行の安心感が毀損される可能性があると指摘したもの。「観光とナショナリズムは相容れない」「観光と国際主義こそが互いに補い合い、国や人々が国際的な考え方を持つことで観光が促進される」などとも語ったという。