アジア太平洋航空協会(AAPA)が6月28日に発表したアジア太平洋地域内における5月の航空輸送概況で、国際線旅客数は前年比193.2%増の2140万人となった。2019年比では31.5%減。

輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は前年比162.5%増で、座席供給量である有効座席キロ(ASK)の142.6%増を上回り、ロードファクターは5.9ポイント増の77.9%となった。一方、貨物需要は低調という。

なお、1月からの累計では旅客数が355.6%増、RPKが280.6%増、ASKが172.0%増、ロードファクターは22.0ポイント増の80.5%となっている。

概況は、全日空や日本航空、大韓航空、キャセイパシフィック航空、カンタス航空などアジア太平洋地域の航空会社40社のデータをもとに集計されている。