米国ではアメリカン航空を中心にNDC関連の動きが激しくなっているが、BUSINESS TRAVEL NEWSによるとフィンエアーが10月から従来型のGDSの利用に片道15ドルのサーチャージを課すことを決めた。

米Airlines Reporting Corp(ARC)のDirect ConnectプログラムがフィンエアーのNDCコンテンツへの対応を完了したことを受けたもので、EDIFACTによる流通について米国を出発するすべての旅客を対象にサーチャージを徴収する。欧州やアジアの主要国ではすでに導入済みとのこと。

また、中国でも10月からEDIFACTとNDCで利用可能なコンテンツを分けることも決定している。

フィンエアーは2018年の段階では社長兼CEOが「(NDC推進で)リーダーになろうとは思わない。センシティブな分野でありショックを起こしたくもない」との立場を(少なくとも日本市場向きには)表明していたが、5年が経過した今は2025年末までにEDIFACTでの流通を終了することを決めるなど急先鋒の1社に転じている。