BUSINESS TRAVEL NEWS Europeによると、欧州委員会は国境を越える輸送のサステナビリティ向上に向けて合計70億ユーロ超の助成金を用意している。
「Connecting Europe Facility(CEF)」と名付けた輸送インフラの向上プログラムの一環。欧州では400以上の主要都市や空港、鉄道駅などを結ぶ欧州横断輸送ネットワーク(trans-European transport network、TEN-T)の構想も進められている。助成金は、ウクライナとモルドバからの申請も可能としたという。
一方、MEETINGS AND CONVENTIONSによると米国でもバイデン政権が鉄道の安全性と輸送力の向上に14億ドルを投じる計画を発表。35の州とワシントンDCの70のプロジェクトに投じられるという。
鉄道利用は、サステナビリティの重要性についての認識が高まるなかで業務渡航でも利用促進に向けた研究が始まっているが、LCCなどとの競合下で運賃の競争力の低さも課題となっているところ。しかし、TTG AsiaによるとTrip.comグループでは鉄道の予約が急速に増加しているとのこと。欧州だけでなくアジアへの旅行でも売れているという。