カンタス航空(QF)は3月9日、ロイヤルティプログラム「カンタス・フリークエントフライヤー」で「グリーン会員」の資格を新設した。
サステナビリティに焦点を当てたもので、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、プラチナワンの既存会員資格と並行して運用する。
QF便の利用時だけでなく日常生活でもより持続可能な選択肢を取るよう顧客に呼びかけ、それに応えて条件を満たした顧客をグリーン会員に認定し、1万カンタスポイントか50ステータスクレジットなどの特典を提供する仕組み。特典のなかにはQFが顧客に代わり3トン分のカーボンオフセットを購入するものもある。
獲得条件は、6つあるうち少なくとも5つを満たす必要がある。具体的には、カンタス経由で環境対策の認証を得たホテルを予約する、QFのフライト利用時の排出量をオフセットする、200種超のサステナブルなワインをカンタスから購入する、太陽光パネルを設置するか自宅や自家用車の排出量をオフセットする、グレート・バリア・リーフの保護活動などへ寄付する、など。グリーン会員資格の取得後は対象ホテルの宿泊などでボーナスポイントも獲得できるようになるという。
なお、カンタス航空以外では、エティハド航空も同様の取り組みを発表しているほか、クレジットカードの発行も計画している。