英国やノルウェーなどで入国制限が緩和されるにつれて、出張の「累積需要(pent-up demand)」が顕在化しているとCWTが報告している

英国では制限緩和の方針が発表されてからの5週間で海外への出張予約がその前よりも115%増加。行き先では米国、ドイツ、スペイン、アイルランド、オランダが上位を占めた。


また、英国行きの予約も169%増となり、出発地では米国、ドイツ、スイス、オランダ、フランスの順だったという。

インドでも検査や隔離が不要となったことを受けて、アウトバウンドが64%、インバウンドが139%増加。さらに新型コロナウイルスに関する制限をいち早く撤廃したノルウェーもアウトバウンドが72%、インバウンドが67%増となったという。

こうした需要回復を指摘する声は他でも聞こえており、Business Travellerによると、デルタ航空でも出張需要の回復が顕著。デルタ航空CEOは1日あたりの売上が過去最高を更新するなど好調な状況を明かしていたが、出張需要については回復して50%までと予想したビル・ゲイツ氏ら「悲観論者」に対して「すでに60%まで回復している」とアピールしたという。