Travel Off Pathによると、アムステルダム市は観光客数の制限などを盛り込んだ施策のパッケージ案を発表した。

オーバーツーリズム対策として提案されたもので、市長は「この街を愛するなら今すぐ行動しなければならない」「迷惑行為や過密状態に対抗するためには介入が必要」「住みやすさを維持するためには、無責任な成長ではなく制限を選択肢なければならない」などと語ったとのこと。

提案されたのは、旅行者を2000万人に制限することや大麻禁止令の強化、宿泊施設の住宅やオフィスへの転用奨励、組織的な「パブクロール(はしご酒)」の禁止、売春宿など「レッドライト・ディストリクト」の夜間営業制限、観光税の引き上げなど。組織犯罪の取り締まりなども盛り込まれているといい、記事ではそれぞれの詳細も説明されている。

オランダ政府観光局としてもマーケティング戦略の調整や、地方分散などに力を入れており、2030年までに旅行者のセグメントや訪問時期、訪問先を多様化することや地域住民を優先することなどが目標として掲げられているという。