Skiftによると、コロナ禍での旅行者動向の変化の一つとしてボートクルージングなど水上アクティビティの人気上昇が確認されている。

世界184ヶ国15万件以上のボートや水上アクティビティを扱うプラットフォームのGetMyBoatは今年1月の予約数が2019年1月と比べて9倍に増加。民泊のようにボートを貸し出すオーナーの収益も1ヶ月あたり2.5万ドルから10万ドルへと上昇。マイアミなどではボートをニューヨークのブロードウェイやロサンゼルスの映画スタジオのような存在へと育てていきたいとの意欲も芽生えているという。

2022年時天で米国で利用可能だったボートやヨットの数は2500艘だが欧州では8800艘にもなり、それぞれ稼働率は50%前後という。

なお、こうしたシェアボートの市場には日本のメーカーも積極的に関与しており、GetMyBoatは昨年にヤンマーホールディングスが株式の過半数を取得。ヤマハ発動機も今年フィンランドのSkipperiによる700万ユーロの資金調達をリードしている。