BUSINESS TRAVEL NEWSによると、出張のついでに観光を組み合わせる「ブレジャー」や「ワーケーション」の市場がコロナ禍を経て拡大しており、2022年には4975億ドル規模となった試算もあるとのこと。

コロナ禍でリモートワークが浸透したことや旅行の渇望感が高まっていること、より良いワークライフバランスを求める従業員が増えていることなどが背景にあり、昨年実施された調査では企業側のトラベルマネージャーの41%がニーズの増加を回答。また専門家のなかからは、ブレジャーの許容は人材の確保や維持のための重要なツールとなるとの意見も出ているという。

企業によってはすでに大きく力を入れており、例えばセールスフォースではサプライヤーとの交渉を通して延泊時の割引や特典、サービスなどを確保。またそれによってより良いコーポレートレートの獲得に繋がるという効果も。

社内でも最も活発なひとつで2万人超が参加しているSlackの出張者用コミュニティでは、ビジネスだけでなくレジャーの側面についても投稿され、さらに一定の条件下でサプライヤーの参加も認めてWin-Win-Winの状況を作っている。

また、出張者が約300人、特に頻繁に出張に出るのは75人という規模の企業でも私用の旅行にコーポレートレートの活用を認めるなどサポート体制を構築している。

記事では課題や懸念、TMC界隈の取組状況などについても説明されている。