ONE MILE AT A TIMEによると、ハイアットのロイヤルティプログラムで特典宿泊を予約していた消費者の父親が亡くなってしまい、予約をキャンセルしようとしたところ4800ユーロを徴収される事態となった。

ハイアットなどのロイヤルティプログラムの利用規約では、特典宿泊をキャンセルポリシーを外れてキャンセルする場合はクレジットカードから宿泊費用を徴収し、ポイントは返却するとの規定が明記されているためで、ホテルとハイアットに連絡しても判断は覆らなかったとのこと。ハイアットでのこうした事態は今年初めにも伝えられており、その際の徴収額は1.1万ドルを超えていた

記事中では、予約時に指定した支払手段と異なる手段で補償を求めることへの疑問などとともに、こうした状況に置かれたユーザーへの思いやりがあるべきだったのではなどと考えを記しているほか、View from the Wingも予約時や予約後の確認メールで現金での徴収を明示していないことの問題点を指摘

またView from the Wingは、あえてキャンセルしないで誰かに譲渡するか、その誰かを見つけられなかった場合は誰かを雇って代わりに宿泊手続きをさせる方法も考えられるとしている。

なお、ワールドオブハイアットの日本語版の規約でも、該当部分は下記の通り明記されている。

各ホテルまたはリゾートの適切なキャンセル規約に準拠されなかった場合や、ご予約のホテルまたはリゾートにチェックインされなかった場合は、そのホテルまたはリゾートのキャンセル規約またはノーショウ規約に則って、アワード予約時に提示されたクレジットカードに、請求日時点でそのホテルまたはリゾートが提供している通常料金を請求させていただきます。当該アワード予約と交換したポイント/アワードは、会員アカウントに戻されます。ただし例外として、何らかの理由でアワード予約時に提示されたクレジットカードに請求できない場合は、ハイアットは独自の判断により、(a) 当該会員のアカウントに登録されているその他のお支払い方法に請求を試みる権利、および/または (b) 当該アワード予約に交換されたポイントまたはアワードを保持する(または当該会員のアカウントから引き落とす)権利を有します。