オーバーツーリズム対策で長い時間をかけて準備されてきたベネツィアの入場料だが、PhocusWireによると4月25日の稼働に向けてこのほど入場管理システムの概要が明らかにされた。

入場料は「Venice Access Fee」と名付けられ、観光税としては位置付けずにピークの時期や時間帯に人流が集中する状況の管理、改善を目的に運用するとしており、4月25日から7月中旬までのうちの29日間、8時30分から16時までに来訪する日帰り旅行者に1人5ユーロを課す。システムはQRコードをベースに構築しており、決済後にQRコードを発行する。宿泊客や住民、住民の関係者、学生などは対象外。

申し込み用サイトは現時点でイタリア語と英語に対応。一度に複数名での申し込みも可能となっている。到着時に申し込みを済ませていない旅行者向けに、しばらくの間は入場時の支払いにも対応するという。