米国の老舗旅行メディアTRAVEL + LEISUREが毎年発表している読者投票「World’s Best Awards」で、今年はメキシコのオアハカが1位となって3位には京都、7位に東京が入ったが、2位になったのはインドのウダイプール。Travel Off Pathはその人気を紐解く記事を8月22日に公開している。
ウダイプールは2021年にも全体2位、アジアの1位を獲得する人気ぶり。同サイトはウダイプールがまさに「インドのベネツィア」であるとし、「息をのむような建築物が並ぶ市街地を流れる穏やかな水面は圧巻で、そこにいるだけで大いなる静寂を感じられる」「1500年代なかばにさかのぼる街を散策したりベネツィアのそれと似たボートにのったりすればタイムスリップしたような気分になるはず」などと書いている。
このほかにも、「歴史的な宮殿や要塞、寺院が並び、白い大理石の石畳がひたすら続く」ことから「White City」と呼ばれたり、街全体で合計7つの湖が存在する「the City of Lakes」と呼ばれたりしていることも紹介し、湖ごとの特徴や魅力の一部にも触れている。
実際に国内外からの人気も上昇しているものの、一人旅にも適した安全な街であることも強みとなっているという。
なお、TRAVEL + LEISUREのWorld’s Best Awardsとは関係ないものの、Travel Off Pathはインドネシアのシプラ島が次の「Tourism Hotspot」になるとする記事も公開。ワシントン・ポストが取り上げたといい、バリやジャカルタがマスツーリズムの影響を受けるなかで、新たに注目の的になっているとのこと。
シプラ島は面積601km2の小さな島で、もともとは地元のサーファーに知られる程度だったが、真珠のような白い砂、青い海、豊かな緑などを備え、バリの住民が400万人超であるのに対してシプラ島は2万人ちょっと、滞在費も割安といった理由もあり、周辺の島々とともにバリを上回る最先端の旅行先になると予想されるという。