PhocusWireによると、Bookingホールディングスはこのほど16.3億ユーロ(約2100億円)でスウェーデンに本社を置くOTA企業のEtraveli Groupを買収した。Bookingホールディングスは今月ホテル流通のGetaroomも16億ドルで傘下に収めたばかり。

Etraveliは航空券販売を強みとしGotogateやFlygresor、Sat24、MytripなどのOTAを運営しているほか、バーチャルインターライン技術などを開発するTripStackなども傘下に持つ企業で、ギリシャやカナダ、インド、アルゼンチンにもオフィスを構え、1000人以上の従業員を雇用している。

BookingホールディングスとはBooking.comが航空券販売に力を入れるため2019年から提携関係にあり、今回の買収もBooking側が航空券販売に力を入れていくことが目的。

現在Booking.comで航空券を購入しているユーザーの約4分の1は同社にとって新規顧客で、ロイヤルティプログラムやアプリでのリピーター化やホテルなどのクロスセルにチャンスを見出している