Travel Weeklyによると、カナダ政府は国内の港に入るすべての客船について100%のワクチン接種率を義務付ける方針だ。

コロナ禍で入港を禁止していたところからは緩和であるものの、米CDCの基準である95%以上とは開きがある。

米国では、日本と同様に外国船籍の客船が自国発着のクルーズを運航する場合に他国に立ち寄ることを求めるカボタージュの規制を定めており、特にアラスカクルーズではカナダに立ち寄るのが通例。

コロナ禍の入港禁止に対しては、このカナダへの「ワンタッチ」を一時的に免除する法律が成立したが、現在はアラスカ州の議員がこの恒久化を提案しており、今回のカナダの措置はその実現に弾みをつける可能性があるという。