STRは4月14日、3月末時点の世界各地域におけるホテル建設計画の概況を発表した。
欧州、アジア太平洋、中東アフリカ、米州の4地域のうち、初期段階から着工済みまで全ての計画を合計した客室数が前年を上回ったのはアジア太平洋の3.3%と米州の0.3%のみ。欧州は7.7%減と回復が遅れている。一方、初期段階の計画はコロナ禍の只中だった昨年から回復して欧州を除く3地域は2桁の増加となっている。
なお、米国では最終段階と建設中の計画は前年を1割以上下回ったが初期段階の計画は26.3%増と大きく増加している。
STR集計、世界4地域のホテル建設計画 2022年第1四半期末
段階 | 客室数 | 前年比 |
欧州 | ||
建設中 | 226,597室 | 87.8% |
最終段階 | 158,057室 | 87.3% |
初期段階 | 164,690室 | 105.8% |
合計 | 549,344室 | 92.3% |
アジア太平洋 | ||
建設中 | 482,689室 | 104.3% |
最終段階 | 147,854室 | 80.7% |
初期段階 | 315,956室 | 116.9% |
合計 | 946,499室 | 103.3% |
中東アフリカ | ||
建設中 | 126,860室 | 89.4% |
最終段階 | 37,830室 | 82.8% |
初期段階 | 69,398室 | 129.6% |
合計 | 234,088室 | 97.1% |
米州 | ||
建設中 | 207,018室 | 86.0% |
最終段階 | 209,353室 | 82.3% |
初期段階 | 346,277室 | 130.3% |
合計 | 762,648室 | 100.3% |