メキシコ湾やカリブ海の沿岸地域で「sargassum(サルガッサム、サーガサム)」と呼ばれる海藻が異常発生して海岸に押し寄せ、観光産業に大きな影響を及ぼしている。

Travel Off Pathによると、もともと季節によって海藻が増えることはあり、2011年から顕著に増加傾向にあったが、今年はそうした中でもはっきりと増加。6月だけで大西洋岸全体で記録的な量となる24トンが回収されたという。

サルガッサムは打ち上げられると腐敗臭を放ち、海水浴もままならない状況となるといい、マイアミビーチやカンクン、プエルトリコなどの観光地が打撃を受けている状況。

そうした中で各デスティネーションも手をこまねいているわけではなく、例えばマイアミ・デイド郡では情報発信の専用ページも開設しているほか、影響の軽減に力を入れているが、少なくとも数年は続くとの見方もあるという。