Daily Maverickによると、インドネシアのバリ州では今年に入って136人の外国人を強制送還している。

先月だけでもドイツ人の旅行者がウブドの寺院で開催されたショーの舞台に裸で上がったりデンマーク人女性が公共の場で性器を露出したり、英国人男性がバーで料金の支払いを拒否したあげく警察官に暴行を加えたりしたとのこと。

世界の人気観光地ではコロナ禍以前からオーバーツーリズムの問題に直面してきたが、コロナ禍による観光の停止を受けて抜本的な対策に取り組もうとする動きが広がっているところ。

インドネシアでも、コロナ禍中から閣僚が「バリ島にバックパッカーは来てほしくない」と発言したりバリ州知事が「バリ島にとって観光への依存は最大の過ち」と語るなどして物議を醸していたが、今回の記事でも受け入れる外国人を選別したい意向が改めて示されている。