米国ではデルタ株の感染拡大を受けてCDCが旅行の自粛を要請するなどし需要減少の懸念が高まっているが、「レイバー・デー」と呼ばれる9月6日の祝日に向けた期間は多くの国民が旅行した様子だ。

米国運輸保安局(TSA)が取りまとめる空港保安検査場の通過人数は、9月1日以降、146.5万人、189.7万人、213万人、154.6万人、163.1万人、202.6万人となった。6日間合計では1069.4万人で、2019年の同期間の1261.6万人に比べると15.3%減まで回復しており、日によっては3.1%減まで戻っている。

航空機以外の手段で移動する国民も当然多く、TRAVEL WEEKLYによるとある調査では約5100万人が事前に旅行を計画。そのうち3分の1以上が州外へ出る予定で、特にフロリダが最も行き先として人気だったという。