IPPWORLDは先ごろ、中国のインターネットの浸透状況についてレポートを公開した

これによると、2021年時点のインターネット人口は10億3195万人で、このうち99%がモバイル端末を利用。モバイルでのインターネット人口は米、英、カナダ、ロシア、フランス、メキシコ、ドイツの各国を合計しても中国に及ばないという。

また、モバイルでのインターネット人口は2019年から2020年に8000万人も増加したが、これに対して米国は800万人のみで、中国市場でのモバイル端末の浸透速度がうかがえる。

Z世代や若年層は特に利用が進んでおり、農村部でも未成年の93%がインターネットを利用。コロナ禍でオンライン授業が始まったことも影響したという。

レポートではこのほか、コロナ禍の影響でネットの利用時間増加や利用場面の拡大、モバイル決済が19年から20年にかけてだけで1億8500万人増加したこと、2025年には世界の5G利用者の40%が中国人となる見込みであること、中高年層の利用増、人気アプリやライブストリーミングの状況なども紹介されている。