Prevention.comによると、米CDCは国内の医療従事者に対してウガンダでスーダン型のエボラ出血熱が発生していることへの注意を喚起する衛生勧告(health advisory)を発表した。

今のところ感染の疑い例や確定例はないものの、症状がある場合には感染を疑うよう促している。スーダン型に対してはFDAが承認するワクチンが存在せず、同じく承認済みの治療法もないという。

CDCは空港の検疫所にもウガンダから到着する乗客へのスクリーニングを命じている。

ウガンダでの集団感染では、先週の時点で44人が感染して10人が死亡、それとは別に20人がウイルスによる死亡の可能性があるという。

ただしエボラ出血熱は感染力が弱く、2000年以降にウガンダでスーダン型のエボラ出血熱が発生するのは今回ですでに5回目だが今回のコロナ禍のような事態は引き起こしていない。