英Travel Weeklyによると、英国の郵便局が毎年恒例の「Post Office Travel Money Long-Haul Holiday Report」を発表した。

長距離のデスティネーションについて、為替の状況をもとにコーヒーやペットボトルの水、日焼け止め、3コースの食事など10項目の値段の合計を計算し、最もコスパのいいデスティネーションをランキング形式で紹介するものだが、この冬の極東はポンド高によって「バーゲンのよう」と表現されているという。

ポンド高は昨年調査した26都市のうち23都市で旅行費用の値下がりに繋がったが、なかでも最も合計額が低い結果となったのはホイアンで2年連続の1位となった。2位と3位はモンバサとケープタウンで順位が逆転した。10項目の合計額はホイアンが52.66ポンドで前年から19.2%減。モンバサは19.8%減の59.57ポンド、ケープタウンは8.2%減の61.58ポンドとなった。

4位はバリで9.8%減の72.39ポンド、5位は東京で7.7%減の73.54ポンドの順。6位以下はデリー、プーケット、シャルム・エル・シェイク、ペナン、コロンボとなり、アジアが上位の大半を占めた。

同じく長距離のデスティネーションである米州は、ランクインしていないものの調査の対象外というわけではなく、対米ドルでもポンド高となりニューヨークも前年から5.4%減となったものの、それでも金額自体は全都市で最も高い結果となったという。