Travel Weeklyによると、欧州旅行委員会(ETC)はこのほど欧州各国を訪れる外国人旅行者の数がコロナ前の水準を回復するのは2024年になるとの見通しを示した。

現在は入国制限の緩和により旅行需要が戻りつつあり、スペインでは来年にも完全回復の可能性が出てきているが、全体としては長い道のりが待っているとの予測。2021年の外国人旅行者数は2019年比60%減となる見通しという。

東欧でのワクチン接種が遅れていることや、中国など長距離の市場からの回復に時間がかかることが要因。米国からの旅行者数も、調査対象の3分の1のデスティネーションではいまだコロナ前の10%しか戻っていない状況だ。

さらに、行動制限が統一されずに変動すること、国によって入国可能なワクチンの種類が異なることなども影響するとしている。