Skiftによると、Airbnbはオレゴン州の住民がゲストとして民泊を予約する際に、予約のリクエストが確定するまでゲストのファーストネームをイニシャルで表示するようにした。

これは、Airbnbのプラットフォーム上での人種差別がオレゴン州の公共宿泊施設法に違反するとしてアフリカ系住民によって起こされた集団訴訟で和解されていたもの。オレゴン州以外の住民は対象外となるが、Airbnbは「継続的な取り組みの一環として、このプロセスから得られた学びを、偏見と戦うための取り組みに生かしていく」としているという。

民泊の取引の場面では、人種によって宿泊を断られるケースがあるほか、ホスト側に対しても差別は存在し、両者の名前や顔写真を予約前に公開することへの批判は以前から存在している。