世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は2月16日、世界82都市の旅行観光産業の2022年の状況を分析したCities Economic Impact Reportの概要を発表した

これによると、他地域に比べて遅れていたアジア圏での需要回復も見られており、上位25都市に東京、北京、ソウル、バンコク、シンガポールがランクインした。

GDPへの寄与額で見ると、北京は326億ドル規模でコロナ前の96%まで回復。次いで東京は180億ドルで70%。他の3都市はソウルが67%、シンガポールが55%、バンコクが46%となった。

また、5都市の旅行観光産業における雇用数は2019年に300万人超だったがコロナ禍で大きく減少。2022年は250万人まで回復したものの全都市が2019年を下回っており、特に東京は回復が遅れていると懸念が示されている。